Blue Emotion













1.


「カルマ、この前借りた兵法書なんだけど…あれ?」
 開いた扉の向こう、見慣れた部屋の中に、しかしスノウが期待していた人物の姿はなかった。
 いきなり出鼻を挫かれて、扉に手を掛けた姿勢のまま、スノウは暫し呆然とする。
 そろそろ夜半に差し掛かろうかという刻限だった。外を出歩くには既に遅いが、床に就くにはまだ多少早いと思われる時間である。日中忙しく飛び回っている軍主も、大抵この時刻には軍務を終えて部屋に戻っていた。彼を補足したいと思うのならば、広い船の何処で鉢合わせるかわからない偶然を待つより、確実に部屋にいる時間を狙ったほうが賢明だ。そう考えた故のこの時間の訪問だったのだが、残念ながらどうやら読みは外れたらしい。
 毎度のごとく軍議が長引いているのかとの考えが一瞬脳裏を過ぎったが、今日は確か軍議はなかったはずである。不測の事態に首を捻り、そしてようやくスノウは、彼が交易と宝探しを兼ねてモルド島へ出掛けると言っていたことを思い出した。戦闘目的ではない為、少人数での遠征ということになり、カルマはルネ他数人の仲間を伴って、今朝方ビッキーのテレポートで発ったのである。一方、スノウはといえば、今日は一日中甲板の大掃除と積荷の整理に駆り出されており、カルマが居ないことを気に留めている余裕がなかった。故に日が暮れた頃にはそのことをすっかり失念していたのだ。
 この時間になってもまだ戻って来ていないところをみると、おそらく今夜は泊まるつもりなのだろう。そう言えば、あの島には疲労に効くと評判の温泉があった。モルド行きを勧めたのはどうやらリノとエレノアらしいのだが、これはもしかすると常に働き詰めの軍主に彼らが与えた休暇のようなものなのかもしれない。
 カルマの多忙ぶりはスノウもよく知るところであり(あれは勤勉というより、実は仕事こそが彼の趣味なのではないだろうかと密かにスノウは思っていた)、いつか過労で倒れるのではないかと内心ハラハラしていただけに、彼が骨休めが出来る機会が与えられたことに安堵する。と同時に、いきなり狂ってしまった自身の今夜の予定を思い、スノウは苦笑混じりに嘆息した。借りた本を返すついでに、色々と語りたいこともあったのだが、本人がいなくてはどうしようもない。
 取り敢えず借りていた物だけでも返そうと思い、無人の部屋に改めて視線を向けて、スノウはふと気が付いた。そう言えば、カルマの居ないこの部屋を目にするのは初めてなのである。幼馴染とは言え、彼がこの軍にとっては軍主という立場の人間であることを意識すると、日頃何気なく訪れているはずのこの部屋が、何やら急に見知らぬ場所になったように感じられ、スノウは思わず緊張する。無意識のうちに辺りを憚るように軽く首を竦め、口の中で小さく失礼しますと呟いてから、スノウはおずおずと部屋の中へ足を踏み入れた。
 飾り気のない内装は、身の回りの物に拘りを持たないカルマの性格そのものを表しているかのようである。彼の人柄を知らない人から見れば、必要最低限の家具しか置かれていないこの質素な部屋から、軍主や船長といった肩書きをもつ人物を連想することは難しいだろう。
 部屋の中心に小振りの円卓がひとつと椅子がふたつ。奥の壁際に寝台と、その隣に机代わりの小卓。反対側の壁にクローゼットと本棚。それがこの部屋の家具の全てである。どれもしっかりした作りではあるが、華美だの贅沢だのといった単語からは縁遠い、何処にでもある地味な品だった。しかし、家具には無頓着な軍主殿も知識を蓄えることに掛けては熱心だと見え、本棚の中には地図や兵法書の類がぎっしりと並べられている。
 辛うじて空いている隙間に借りた本を差し込もうとして、スノウはふと、本棚の上に置かれた物に気が付いた。
 スノウの身長より少し高い位置にあるそれは、木製の小箱だった。表面に花らしき模様が彫りこまれており、派手さはないもののなかなか凝った意匠である。だが、美しくはあったが然程高価な物でもなく、おそらく市にでも赴けば簡単に手に入ると思われるありふれた品だった。それにも関わらずスノウがそれに違和感を覚えたのは―――この場所がカルマの部屋だからであり、またこのような箱の使い道をスノウがひとつしか知らないからである。
 ―――宝石箱。
 身形であれ部屋であれ、凡そ飾るということに関心のないカルマの性格から考えれば、これほどこの部屋に相応しくない品もないかもしれない。装飾品どころか普段使いの雑貨でさえ必要に迫られなければ入手しようとしない彼が、何故にこのような物を手元に置いているのかが、スノウには不可解だった。本を返しに来たことも忘れ、スノウは箱をもっとよく見ようと、爪先立ちになって棚の上へ伸び上がった。
 その時。ガクンと大きく船が揺れた。
 現在この船はオベルに向かって、ゆっくりとではあったが航行中である。夜間の航行は細心の注意が払われているはずではあるが、何かの手違いで船底が暗礁を掠めでもしたのかもしれない。突然のことで体勢を立て直すのが間に合わず、スノウはバランスを崩して床に転がった。作り付けの本棚から本が飛び出してきて辺りに散らばる。あっと思った瞬間、頭に鈍い衝撃が走った。
「―――っ!?」
 瞬時に視界が暗転する。本に気を取られ、頭上への注意を怠ったが為の不覚だった。小箱が落ちてきて当たったのだと理解する暇さえなく、スノウの意識は混濁の闇の底へと堕ちていった―――。






 ゆっくりと浮上してきた感覚に、まず触れたのは細波の音だった。歌うように、囁くように、優しく繰り返すその調べの中を漂ううちに、微かに鼻腔を掠める潮の香りに気が付いた。頬と指に触れるのは柔らかな草の感触。―――スノウはゆっくりと目を開いた。
「ここは………?」
 視界に飛び込んできたのは青い海と眩い陽光。スノウは驚いて身を起こした。意識を失う前までは確かにオベルの巨大船、ブリュンヒルデにあるカルマの部屋に居たはずなのに。今、自分が寝ていた場所は海に臨んだ草原だった。しかも、見間違いでないのならばこの風景には覚えがある。
「―――ラズリル………」
 ラズリルの街外れ、海岸沿いにあるなだらかな丘陵だった。色とりどりの草花や潅木の繁みが、吹き抜ける風に穏やかに揺れている。萌黄色の絨毯を横切って、申し訳程度に均された細い道を下った麓には、白亜の街並みが見えた。忘れたくとも忘れられるはずはない。海と、ラズリルの全景とを一度に臨めるこの場所は、幼い頃からスノウとカルマの『取っておき』だった。
「………どうして…?」
 あまりの展開に思考がついていかず、スノウの唇からは呆然とした呟きが漏れた。自分が気を失っていた間にいったい何が起こったのか、スノウには全く見当もつかなかった。誰かに連れて来られたのだろうかとか、船が難破してラズリルに流されたのだろうかとか、それとも今までのことは全て夢だったのだろうかとか…様々な憶測が脳裏を駆け巡るが、どうにも納得のいく答えには行き当たりそうにない。
 纏まらない考えを振り切るかのように、ぶるりとひとつ頭を振る。ついでに大きく深呼吸して心を落ち着かせた。いつまでもここで悩んでいても何の解決にもならない。ならば行動するしかないとスノウは思った。
 スノウの視線は白亜の街へと向けられる。
 ラズリル。
 生まれ故郷であり、この世界で最も愛した場所であるここを、自らの手で遠ざけてしまった過去は記憶に新しい。街の人々は、自分の行為をけして許しはしないだろう。生きて再びこの街に足を踏み入れる資格が自分にあるのかどうか、スノウには自信がなかった。だが、今のこの状況では他に選択肢がないのも確かだった。そしてそれ以上に……スノウの中にラズリルに対する郷愁の念が存在していたことも事実だった。
 決意を固めるかのようにキッと前を見据え、スノウは小道を麓へと向かって歩き始めた。全ての始まり、因縁の地である白亜の街へと。




 ラズリルにおいてフィンガーフート父子の顔を知らない者は皆無と言っても過言ではないだろう。領主としては勿論だが、それ以上に街と騎士団とを敵国に売り渡した裏切り者として。売国奴と罵られていることは知っていた(ブリュンヒルデの乗組員にラズリルの出身者がいて、面と向かってそう言われたこともある)。恨まれていることを考えると、今のラズリルに入ることはスノウにとっては自殺行為にも等しい。だが、人々からどのような扱いを受けようと、それは自分の罪に対する報いとして受け止めよう…悲壮なまでの決意をして入った街だったが、しかし現実はスノウの予想を大きく裏切った。
 街の人々は、スノウの顔を見ても何の反応も示さなかったのである。
 ラズリルの表通りには幾つもの露店が立ち並び、行きかう人々で常にごった返している。幼い頃から幾度となく通った道である。そして、どれほどに混雑していようとも、領主の息子である自分が通るときには、人は慇懃な挨拶と共に道を空けるのが当然であった。
 だが今は、道行く人の誰一人としてスノウに語りかけてはこなかった。しかも、どうやら意図的に無視している訳ではなく、ただ気に留められていないだけのようだ。騒ぎのひとつやふたつは起こることを覚悟していただけに、スノウは有難いと思いつつも些か拍子抜けした。そうなると、逆に気付いて貰えないことが口惜しくなってくるのがスノウの現金なところである。何処かに見知った人物でもいないかと首を廻らせながら歩き、前をよく見ていなかった為、スノウは誰かにぶつかった。
「ごめんなさい!」
 殆ど反射的に謝罪の言葉を発した相手を見れば、まだスノウの腰の高さほどしかない子供だった。継ぎ当てのある上着と擦り切れたズボンを纏い、小さな包みを小脇に抱えている。
「ごめんなさい、僕急いでて…痛かったですか?」
 心配そうに見上げてくる瞳は、海のような透きとおった碧だった。癖のない栗色の髪が首の動きに合わせてサラリと揺れる。スノウは思わず目を見開いて相手を凝視した…あまりに見知った人物に似ていたので。
「あの…どこかお怪我させてしまいましたか…?」
 何も言わずに固まったままのスノウを見て、子供は海色の瞳に不安を滲ませる。ぶつかったのは元はといえばスノウの不注意なのだが、この子供は自分のほうに非があると信じて疑っていないようだ。我に返ったスノウは慌てて子供に声を掛けた。
「大丈夫だよ、気にしないで。周りをちゃんと見てなかった僕も悪いんだし」
「でも……」
「本当に大丈夫だから。心配しなくて良いよ」
 そう言って両手を広げて何ともないことをアピールしてやると、ようやく子供の顔に微笑みが浮かぶ。どこか遠慮したような、ぎこちない、子供らしくない笑みだったが。
「それじゃ、僕、行きます…本当にごめんなさい」
「うん、気を付けてね」
 駆け去っていく子供の後ろ姿を、スノウは何とも言えない気持ちで見送った。その背中にやはり見覚えがあるような気がして胸が大きくざわめく。なんで、どうしてという気持ちと、そんな、まさかという気持ちが忙しなく交錯し、混乱する思考に思わず天を仰いだ時、背後から声が聞こえた。
「領主さまだ!」
 …心臓をぎゅっと鷲掴みにされたような気がした。振り返った視線の先、一台の馬車が通りを走ってくる。黒い車体と赤い幌、馬にも、そして馬を繰っている御者の姿にもスノウは見覚えがあった…記憶にあったその人よりは少し若いような気もしたが。
 あれは…間違いない。フィンガーフート家の馬車だ。
 通りの真ん中に突っ立ったままのスノウに向かって、馬車は一直線に進んでくる。周囲から、危ない!との叫び声があがり、スノウは慌てて道を空けた。擦れ違いざま、馬車の窓から中にいる人物の顔が見え、スノウははっと息を呑んだ。
「父さん……!」
 口元に髭を蓄えた恰幅の良い紳士―――喩え一瞬であっても見間違えるはずもない。ラズリル領主フィンガーフート伯、スノウの父の姿がそこにはあった。通りを走る馬車を認めた瞬間から半ば予想していたことではあったが、実際に目の当たりにすると、言いようのない思いが胸に湧き上がってくるのを感じる。だが、それ以上にスノウを驚かせたのは、伯の隣に座っていたもう一人の人物だった。
 金色の巻き毛と青みがかった灰色の瞳を持った、十歳前後ほどの少年。
 …もう疑いようもなかった。
「あれは―――」
 ――――僕か。
 全ての符号が音を立ててカチリと収まる。衝撃の為に、全身の感情が空っぽになってしまったように感じる中、思考だけが冷静に事実を訴えていた。
 砂煙を立てて遠ざかっていく馬車の姿を呆然と見送りながら、自身に突如として降り掛かった事態の重大さに対する理解が、渇いた砂が水を吸い込むようにゆっくりと全身に染み渡っていくのを感じて、スノウは我知らず戦慄した。
 ここは過去のラズリルなのだ。まだ自分たちが騎士団に入る前の、ほんの子供だった頃の。白亜の街並み、賑わう露店、そしてその中を横切っていくフィンガーフート家の馬車。何も知らなかった頃の――それが当たり前だった頃の、見知った街の姿がここにあった。
(どうして……!?)
 我に返った途端、様々な感情が一度に溢れ出して、スノウは為す術なく混乱する。
 自分は時を溯ってしまったのだろうか。心の奥底深くに捨てきれずに抱えていた、あの頃に戻りたいという願望が、このような幻想を見せているのだろうか?夢の中に自分だけ取り残されてしまったかのような感覚に、身体が堪えようもなく震えた。
 だが。
 どれほどに懐古の念を馳せても、そこは自分の居るべき場所ではない――と、スノウはようやくそれだけを思った。自分進むべき道は、今の自分の世界にこそあるはずなのだから。スノウはひとつ大きく息を吐き、決意を確かめるように胸に手を当てた。僕はもう逃げないと誓った――ならば何としてでも元の世界に戻らなくては。
 そう思った時、脳裏に先ほどぶつかった少年の姿が浮かんだ。あの時はまさかと思ったが、現状を理解した今ならあの少年の正体もわかる。もしかしたら、元の世界に戻る鍵は彼の手の中にあるのかもしれない。根拠がある訳ではなかったが、スノウはそんな気がしてならなかった。探し出さなければという衝動に突き動かされ、スノウは人混みの中を夢中で駆け出した。




 表通りを少し脇に逸れると、途端に人の行き来が少なくなる。裏通りと呼ばれるラズリルのもうひとつの顔だ。そこから争うような声が微かに聞こえてくるのにスノウが気付いたのは、実に幸運であったと言えるかもしれない。
「いい加減に放せよ、コイツ!」
「諦めろって!」
 声の主はどうやらまだ子供のようだ。喧嘩というよりは一方的な弱いものいじめのような印象を受ける台詞に、スノウは嫌な予感を覚え、声の聞こえるほうへと歩を急がせた。
 裏通りに入ってすぐのところに、僅かに開けた場所があった。空き地と呼ぶには少し小さいそこでは、スノウの懸念していた光景が繰り広げられていた。四、五人の子供が一人の少年を取り囲んで、手に持った包みを奪おうとしている。意地悪く蹴られたり、小突かれたりしながらも抵抗せず、声ひとつ立てず、それでも手の中の物だけは頑なに放すまいとしているのは、先程スノウがぶつかった少年に相違なかった。
「何をやってるんだ!」
 スノウが思わず張り上げた大声に、子供たちはビクッとし、蜘蛛の子を散らすように我先に逃げ出して行き、後には例の少年だけが残った。守りきった荷物を固く胸に抱きしめ、俯いて荒い呼吸を整える彼の傍へと、スノウは駆け寄った。
「大丈夫かい?」
 少年は顔を上げ、海を思わせる碧い瞳でスノウを見上げた。
「ありがとう、ございました」
 まだ少し荒い息で、しかしはっきりとした声で礼を述べる。栗色の髪は乱れて顔に掛かり、服もあちこち汚されていたが、それでも毅然と顔を上げて立っている姿に、確かにある人物の面影を認め、スノウは思わず笑みを含んだ溜息を零した。
 やっぱり君は…今と少しも変わっていない。
 だが、ようやく会えた安堵に胸を撫で下ろすスノウの前で、少年は不意に困ったような表情をすると、ごめんなさいと言って頭を下げたのだ。
「どうして、謝るの?」
 スノウが驚いて訊ねると、少年は海色の瞳に哀しそうな色を湛えてスノウを見詰めた。
「助けて貰ったのに…僕、何もお礼出来ません」
 返された答えにスノウは胸が詰まる。思えば彼も昔から律儀だったが、それにしたって苛められているところを助けたくらいでお礼だなどとは、こんな年の子供の考えることではない。そこまで考えて、スノウは何故この少年が苛められていたのかが気になった。
「あの子たちは、どうして君を苛めていたんだい?」
 少年ははっとしたように目を瞠って黙り込んだ。答えたくないということらしい。スノウは苦笑すると、しゃがみ込んで目線の高さを少年に合わせた。
「君はどこかにお使いに行く途中だったの?」
 少年は無言でこっくり頷く。彼が先程から大切に抱えている包みは、おそらく屋敷の者から何処かへ届けるようにと言付かってきたものだろう。スノウは少年の頭に手を伸ばして、乱れた髪を整えるように梳いてやった。
「じゃあ、僕が送って行ってあげるよ。さっきのヤツらがまた来るといけないからね」
「え…そんな。ダメです!」
 少年は戸惑った声で言った。何も返せないのに、これ以上迷惑は掛けられないということなのだろう。スノウは穏やかに微笑んだ。
「お礼が欲しい訳じゃないんだよ。送らせて貰えるかな?」
「でも…」
「それじゃ、お使いが終わったら、この街を案内してくれないかな?僕はラズリルに来たばかりで、ここのことをあまりよく知らないから」
 スノウの言葉に、少年は考え込むような表情をした。逆に困らせてしまったようで、スノウは申し訳ないような気になった。考えてみれば、この子はきっとこの後にも別の用事を言い付かっているに違いないのだ。何故ならあの頃の彼がまさしくそうなのだから。
 だが、少年は暫く悩んだあと、何でもないような表情で頷いた。
「わかりました。僕、案内します」
 …きっと少年は屋敷に戻った後、仕事が遅れたことに対しての咎めを受けるのだろう。こんな所に来てまで彼に負担を掛けることになる我が身を情けなく思いながらも、それを顔には出さずにスノウは立ち上がり、少年に向かって手を伸ばした。
「それじゃ、行こうか」
 少年は驚いたような瞳で差し出された手とスノウの顔とを交互に見比べていたが、ややあって、ぎこちない微笑みと共に、その小さな手をおずおずと委ねてきた。

 
NEXT









戻る?

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送