二振りの剣を手にし、黒衣の少女は軽やかに跳んだ。束ねていたリボンが解け、長い髪が流れるように翻る。迫り来る刃を次々とかわし、薙いだ剣が宙に鮮やかな軌跡を描く。その動きはまるで美しい舞のようだった。


 スノウも負けじと手にした剣で、的確に相手を倒してゆく。その動きにも表情にも、もう以前のような迷いは見られない。語った決意そのままの思いが、彼を確実に強くしていた。



 魔法で二人の援護をしていたテッドは、二人が目配せすらせずに、それでもまるで示し合わせたかのように、互いの死角を庇いあいながら戦っているのに気が付いた。背を預け、円を描くような動きで剣を振るうその姿は、あたかも一対の絵を見ているようで。


 何だよ、とどこか穏やかな気持ちで呟いた。











サイト開設1周年記念に、和栄さんから素敵イラストを拝領してしまいました!!
まさかまさか、お遊びで書いた小説に挿絵をつけて頂けるなんて〜!!
あまりにもナチュラルにメイド服の似合うカルマに、呆然としつつもトキメキ(笑)、
後ろのスノウの、穏やかながらも不敵な笑みに完璧ノックアウトされました!!
本当に本当にありがとうございます和栄さん!!最高の1周年になりましたー!!!!!


戻る?

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送